
ロードスターは昨年登場して、カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたオープン・スポーツカーですが、これに電動で開閉するハードトップモデルが追加になったんです。
屋根の開閉時間はたったの12秒。交差点の信号待ちでも簡単に開閉できます。


まあ、それもすごいんですが、上の写真でもわかるように、屋根の後半部分がクルリンとシートの後ろに入って、オープンにすると、ほとんど素のロードスターと変わらない形になるんです。しかもトランク容量はまったく変わっていないんですね。
デザイナーさんに話を聞いたところ、この形にするまで1年間、設計の担当者と喧々ガクガクの議論をし、ミリ単位で設計を変えながら作り上げたのだそうです。
じつは、電動オープントップの発想は、このロードスターを作るときからあって、それを想定してリヤシート後ろにあるガソリンタンクの位置を低くしておいたのだそうです。
開発当初は、同時発売の予定で開発をやっていたのだそうです。ルーフが収まるトノカバーの部分(2番目の写真のフタのように見えるところ)を固定したままルーフを収納しようと考えていたのだそうですが、それだと、どうやってもオープンにした時のシルエットが変わってしまう。
それで、ハードトップの発売を1年遅らせることにして、ようやく発売にこぎつけたということでした。

一見同じように見えますが、屋根の直後はハードトップの方が4センチ高く、トランク後端も2センチ高くなっているのだそうです。で、それを目立たせないために(バランスを取るために)リヤのオーバーフェンダーのふくらみの位置を変えている。相当の苦心作というか会心作なわけです。じつはこのデザイナーさん・・・中牟田(なかむた)さんとおっしゃるのですが、彼が素のロードスターのデザインもやっていて、その形にものすごくこだわりを持っているんです。ですから例えハードトップといえども、安易に妥協したくないという強い気持ちがあったようです。デザイナーさんと話をしていて、その点に話が及ぶとすごく爽やかな笑顔を見せてくれました。
最近は、コストダウンのためにクルマの開発に時間をかけなくなって、なかなか時間をかけた、“納得の行く仕事”がやりにくい状況になっているんです。そんな中にあってマツダ・ロードスターは、開発主査からデザイナーから、テストドライバーまで、徹底的にこだわったクルマ作りをすることが出来ているようです。
話は変わりますが、今週末(16日)、恒例となった雑誌対抗ロードスター4時間耐久レースというのが行なわれます。ボクも参加してきますので、その時の様子や結果をまた報告します。


