今回はアウディ・ドライビング・エクスペリエンスのインストラクター研修で、オーストリアのシーフェルトという町に来ています。
ここはドイツとオーストリアの国境近く、アルプスの山間にある高原で、チロル地方と呼ばれているところです。
8月10日、朝5時起きで成田へ。
成田からANAでロンドンのヒースロー空港。ここでルフトハンザに乗り換えて一旦ミュンヘンへ。そこからクルマでシーフェルトに入る予定でした。
そう、予定でした・・・。例のロンドン空港(=ヒースロー空港)テロ未遂事件が起こった当日だったのです。
で、ヒースロー着陸1時間前くらいでしょうか、
「ただいまヒースロー空港厳戒態勢に入ったという知らせが入っております。」
というアナウンス。
そして着陸寸前、
「フライト時間3時間以内の便がほぼ全面的に欠航になっているという情報が入っております。詳しくは着陸後、地上係員に確認してください。」
で着陸すると、
「乗客は乗り継ぎの方も含め、すべてここで出国手続きをおとりいただき、預けた荷物を一旦お受け取りください。
ただいま飛行機を付けるハンガーが空いておりませんので、このままお待ちください。」
で、40分くらい停止。
え゛〜、乗り継ぎ便に間に合わないジャン・・・などと悠長なことが言っていられたのは、荷物をピックアップするまででした。
空港にロビー出てみると、人人人・・・。人であふれかえっています。
どうやら、この日ほとんどの飛行機が欠航になり、飛行機に乗れなかった人で空港があふれかえていたのでした。航空会社職員を含め大混乱。我々が乗るべき飛行機も欠航になっていました。
空港全体のムードは、人が多くごった返しているものの、危機感はすでになく、身の危険をヒシヒシと感じるというような状況ではなかったのですが、空港エントランスには、サブマシンガンを持った警官までいます。

ともかくチケットを書き換えてもらわなきゃ、ということでチェックインカウンターを探したのですが、何しろ人が多くて身動きが取れません。しかも、どこに並べばいいのかも聞く人(ルフトハンザ職員)によって違い、まったく要領を得ません。で、ようやくここ並べばいい、という予約カウンターの列にたどり着いたのですが、列は200m以上。遅々として進みません。

結局カウンターにたどり着いたのは現地時間の夜9時ころ。着陸後4時間くらい列に並んでいたことになります。
しかもというか、当然この日のミュンヘン行きのフライトはなく、明日も予約待ち。
カウンターのおねーさんによると、たぶん朝の便に乗れると思うけど確約は出来ないわ、とのこと。それと、たぶん明日も空港はものすごく混雑するから、朝5時くらいには空港に来ていたほうがいいと思うわ、というありがたいアドバイス。
ミュンヘン宿泊予定をキャンセルして、空港のホテルインフォメーションへ。もしかしたらホテルも全館満室なのでは・・・と悪い予感が頭をよぎったのですが、ホテル空いてました!
ひとつは1室約300ポンド。もうひとつは約200ポンド。
空港にある銀行の両替レートでいくと1ポンド241円くらいなので、前者が7万円強。後者が5万円弱。こんなときに人の足元を見るイギリスのホテルって素敵!
もちろん安いほうのホテルを選択。もちろん200ポンド納得の豪華なホテルであるはずはなく、通常なら譲歩しても50ポンドかなってホテルです。
チェックインしたのが12時。4時にはおきなきゃいけないので、ほんの4時間でこの値段。イギリスが大好きになっちゃいました!(怒)。
しかも明日飛行機に乗れる確証はないし・・・。
でもまあ、そんなこと考えても始まりません。ベッドイン入った瞬間バターのように溶けて意識がなくなりました。
(つづく)


