本日からリヤシートベルトの着用が義務化されました。
「シートベルトなんて、つけるのかったるいよ」
と思われる方もいるのではないかと思いますが、
シートベルトは法律で決まっている、いないに関わらず、つけたほうがいいと思います。
理由は、それをしないと死んじゃう可能性が高くなるからです。

昨年4月にJAFユーザーテストで日本自動車研究所の衝突試験路を使って、実験が行なわれました。
自分のブログにもアップしているのですが、もう一回それについて触れてみたいと思います。
先のテストは22・5km/hで走ってくる乗用車の側面に45km/hで走ってくるワンボックスが衝突するというシチュエーションです。
ワンボックスの2列め席には、3体のダミーが接地されていて、一番左側が3点シートベルト着用。中央席が腰ベルトのみ、右側がシートベルトなしとなっていました。
衝突時の映像をビデオで記録している(JAF HPより)のですが、それを見ると、
〆犬裡嚇瀬戰襯箸鬚靴討い織瀬漾爾蓮⊂彳佑両弖發鬟戰襯箸受け止め、体に大きなダメージはないように見られます。
中央席のダミーは衝突の瞬間、体が前に投げ出されるのを、腰ベルトで防いでいますが、腹部にかなり大きなダメージがあるように見えます。
シートベルトなしは衝突の瞬間体が前に飛び出し、右から左に向かって走っているクルマに衝突しているため、衝突したクルマが左側にもって行かれた結果、全席ヘッドれ巣とに頭から衝突した後、Bピラー(前後ドアの間の柱部分)に突っ込んでいます。
衝撃度の詳細がJAFのHP上には公表されていないので、なんとも言えませんが、右側面を衝突された乗用車は、進行方向左側にスライドしています。また、ボディが変形することで実際の衝突エネルギーはかなり緩和さえrているのではないかと思います。
ワンボックスのエアバッグが展開していないのが誤作動でないとすると、衝突エネルギーが10G以下に緩和されていたか、あるいは走っているクルマの側面に衝突していることから、エアバッグが展開する範囲である正面から左右30度よりずれているとGセンサーが判断したか、単純にエアバッグの誤作動なのか。
そのあたりはなんともいえませんが、いずれにしても現実の衝突シーンでは机上で考えられたデータではカバーしきれないことも起こりうるということは言えると思います。
とは言うものの、後席のシートベルト装着、非装着の差は歴然としているのは判ると思います。
ちなみに40km/hからクルマで壁に衝突すると、およそ20〜30Gくらいの衝撃があるんだそうです。
つまり自分の体が20倍から30倍の運動エネルギーをもって前方に飛び出していくんです。50kgの人なら1トンから1・5トンのエネルギー物体になるわけです。
後席で子供を抱いているなんてのはもってのほかで、5kgの赤ちゃんは100kg〜150kgになるわけです。お母さんの腕の力でそれを抱えているなんていうのは不可能です。手を振りほどき、前方に飛び出していくわけです。
事故なんてめったに遭うものではありませんし、たいていの人は自分は事故を起こさないと固く信じていますが、大抵の事故は不意打ちです。その危険性をどのくらいリアルにイメージできるか。
また運転している人は、後席(自分の真後ろ)に乗っている人がシートベルトをしていないと、1・5トンかそれ以上のエネルギー物体が後ろから飛んできて、自分を押しつぶしてしまうということになるわけです。
かなり生々しい話しですが、後席シートベルト着用義務化となったのを期に、シートベルトの装着を考えてみてはいかがでしょうか。
テーマ:シートベルト - ジャンル:日記
24−25日の両日、今年度初のADE(アウディ・ドライビング・エクスペリエンス)が開催されました。
いよいよADEサマーシーズンスケジュールの始まりです。今年からスクールカーが新型A4 3・2クワトロになりました。このクルマで今年のADEを行っていきます。
今回は、富士スピードウエイのドリフトコースを使った、シチュエーション2というカリキュラムでした。
シチュエーション2は新しい試みとして、自車持ち込みのマイアウディコースというのもカリキュラムに取り入れてみました。初日は曇り⇒雨、2日目は雨⇒霧という状況だったのですが、無事全てのカリキュラムを終了することができ、まずまずのスタートを切ることができました。
新しくスクールカーに採用されたこの新型A4は、クワトロシステム・・・つまり4WDシステムに若干の変更が施されています。
まず、前後の駆動トルク配分が従来の50対50から40対60に。
フロント・デファレンシャル(デフ)の位置がトランスミッション(トルコン)より前側に移動しています。
駆動トルク配分40対60というのは、エンジンからの駆動トルクを前後のタイヤに振り分けているのですが、その割合が前40%、後ろ60%になっているとうことです。
タイヤの回転数ではなく、あくまでも駆動する力(トルク)なので、なかなかイメージしにくいんですが、
要はアクセルを踏み込んだ時に後輪のほうが強めに路面を蹴るようなイメージでしょうか。
またこの駆動トルク配分は従来は50対50を基本に25対75から75対25の間でトルク配分していたのですが、新型A4は40対60を基本に、走行状態に応じて15対85から、65対35まで変化します。
フロントデフの位置は154仭或覆靴討い泙后
つまり総体的なクルマのバランスでいうと、エンジンが154mm後退し、前後重量バランスがよくなったとと言えます。
これはクルマを左右に曲げようとしたときにノーズが軽くなっているので、慣性重量が少なくなって、曲り始めが軽快になるということです。旋回中もフロントタイヤにかかる負担が軽減されているので、よりバランスのいい旋回が可能となります。
また、データには記載されていませんが、ドライブシャフトの付け根の位置もわずかに高くなっています。ということは、車高が同じならロールセンターを上げることができるわけで、当然一新されたフロントサスペンションはそうした設計が盛り込まれているはずです。もちろんサスペンションアームのピポット位置(サスペンションアームのボディ側取り付け点)によってロールセンター高は変わるので、全てそうなるというわけではありませんが、その優位性をシャシー設計に反映しないと考えるほうが不自然だということです。
ロールセンターが高くできれば、それだけロール剛性が高く(強く)・・・コーナーでロールしにくくなります。
まあ、簡単にいってしまうと、こうした基本レイアウトの変更が行なわれたことで、A4はより軽快かつバランスよく曲り、前輪のカーブでの踏ん張りが効きやすくなったわけです。
けれども、こうした変更の結果、操縦性がずいぶん変わっているので、個人的にはちょっと戸惑っている部分もあるんです。
もちろん悪くなっているわけではないのですが、ADEのカリキュラムにある限界域の操縦性の部分に、従来の50対50のシステムとは若干違いがあって、まだそのすべてをつかみきっていないということです。
なにが変わったのかというと、たとえばクワトロダンス(≒直ドリです)で後輪の振り出しがずいぶん容易になっています。
今まではちょっとハンドルを多めに切ってパワーをかけないとオシリが滑らなかったのですが、軽くハンドルを切り込んでアクセルを踏めば、割と容易に滑り出すようになっています。
そのためFRの感覚により近くなっているということがいえます。
クワトロダンスを持続させるときもアクセルの踏み込み量は少なくてすみます。

この写真は
アクセルを戻した瞬間なのですが、駆動トルクの強いリヤ側のタイヤが速く回転しているのが判ります。この写真をみても後輪をスライドさせやすくなっているのが判ると思います。
ただ・・・

このくらい角度が付いたとき、従来のクワトロシステムだと、アクセルを踏むとフロントタイヤに多めに駆動トルクが伝わり、前輪がタイヤの向いているほうにクルマを引っ張るようにして、わりと簡単にスピンを回避することができました。
新型も、もちろんフロントタイヤにも駆動がかかっているので、後輪駆動のクルマ(FR車)よりもスピンしにくいんですが、ここからスピンしそうになるクルマをリカバリーするためには、いままでよりも強めにアクセルを踏む込むことが必要になります。
さらにいえば、スキッドパッドをドリフトしながら走る場合、従来は円の中心にクルマが向いても・・・つまり真横を向いてドリフトしている状態でもまだコントロールの余地が残っていて、ドリフトを持続させる余裕があったのですが、新型だと浅いドリフト角のコントロールの幅はとても広いのですが、真横を向くような深いドリフト角になると、修正がちょっと難しくなります。
どうやらスイートスポットが狭いだけでコントロールのやり方はありそうなんですが、そこがまだ見極め切れていないんです。
もうちょっと走り込んで、そのあたりをもうちょっと見極めてみようと思っています。
ただし、これはあくまでも4輪がホイールスピンするような極めて稀な状況での操縦性です。雪道や氷の上で意図的にやらない限りはまず遭遇しない状況なんですけどね。
では一般的な操縦性はどうなのかというと、前輪にかかる駆動トルクが少ないということは、それだけタイヤが曲る力を発生させやすいということです。要するに曲りやすくなっています。しかもフロントにかかる重量が、前後重量配分の適正化で少なくなっていますから、ノーズの動きも軽くなっています。さらに加えてロール剛性が高くなっているので、カーブでの前輪の踏ん張りが効き、アンダーステア傾向が少なめになっています。
とくにフルブレーキをかけながら行なう障害物回避や、ダブルレーンチェンジでのフロントタイヤの追従性の良さはシャシー性能の進化がハッキリと体感できます。
次のADEはブリヂストンのテストコースをお借りして行うシチュエーション4。積極的にクルマの姿勢を作る、あるいはコントロールするというのをテーマしているので、たぶん新しいA4の操縦性がかなりハッキリと体験できるのではないかと思います。参加される方、どうぞお楽しみに。じつはボク自身も、すごく楽しみなんです。
今回はちょっとマニアックな話になってしまいました <(_ _)>

UK(イギリス)仕様のレガシイに乗ってきました。普通のレガシイじゃありませんディーゼルターボエンジンを搭載しているんです。
今の日本はディーゼル鎖国といってもいいくらいディーゼル=悪といったイメージがありますが、ヨーロッパではポピュラーなエンジンだし、きちんと進化もしているんです。
もちろん国内では鳴りを潜めている国産メーカーも欧州ではディーゼルエンジン車を売っています。
そんななか、最後発となるスバルがディーゼルを発表。いよいよ欧州にでリバーリーされます。
1月にスペインのマラガに行ったことをブログに書きましたが、じつはこのツアーがレガシイの欧州のレガシイディーゼル試乗会に合わせたツアーだったんです。
今回クルマのデリバリーに合わせて(社内事情的にはかなり強引に)国内での試乗会を企画してくれたのでした。
当然エンジンは水平対向のボクサーエンジン。スバルではボクサーディーゼルと呼んでいます。

エンジンカバー付きとカバーを取った状態
ちなみにボクサーエンジンとは、対向するピストンが同時に伸び同時に縮むタイプ、水平対向エンジンの中でも、とくに区別してそう呼んでいるんです。
このエンジンの特徴は対向するピストンが振動を打ち消しあうので、直6並の振動特性をもっていること。
ディーゼルは圧縮比が高く、振動が大きいのですが、ボクサーとの組み合わせだとボクサーエンジンの振動特性の良さが、ディーゼルの振動にも大きく効果を発揮するんです。
実際に試乗してみるとビックリするくらい吹き上がりが軽快かつ滑らか。
ヨーロッパで何台かの出来のいいディーゼルエンジン車に乗っていますが、そのどれとも違うエンジンフィール。シャープと言っても大げさでないくらい軽やかなフィールを持っています。
もちろん現在の欧州ののディーゼルの排ガス基準であるEURO4をクリアしたコモンレールディーゼルです。
速さも十分で、マラガの試乗会ではメーター読み215km/hを確認していますが、今回の試乗会でもここまでは確認できました↓ ちなみにギヤは5速です。

欧州の新しい排ガス基準であるEURO5への対応もメドが立ったそうで、2009年だったか10年だったかに施行される予定の日本のディーゼル排ガス基準への対応が待たれるところです。
この基準は相当にきついそうなんですが、ぜひとも基準をいち早くクリアして国内に導入して欲しいものです。
スバルでは2010年代前半・・・というかなり微妙な言い回しをしていましたが、それだけハードルが高いということなのでしょう。
が栃木県のGKNテストコースで行なわれました。
ADEハードリピーターの方にはおなじみのコースですが、ここは半径50mのスキッドパットの外周に滑り易い路面のスキッドパットがあったり、ブレーキ用の低ミュー路があったりと充実した施設。
ここで今年度のスクールカーである新型A4を使ったADEのプレイベントがありました。

今回はホワイトとブラックの2色でカラーリングはこんな感じ。シンプルですがなかなかイケてるでしょ?
イベントは、ネットによる公募で、約2000人の応募の中から、抽選で土日合わせて30名をご招待。ADEのショートバージョンの他、ジャーナリスト講座と銘打った比較試乗も敢行。ジャーナリスト講座には、ADEインストラクターでもある飯田裕子さんとボク、それにJ氏(本人の了解を取っていないので)のトークセッションのあと、実際にライバル車を含めたクルマのハンドルを握り、比較試乗を行ったんです。
もちろんそれぞれにいいクルマなんですが、A4が予想どおりというべきか好評。A4はFFの1・8Tも用意していたんですが、こちらも好評でした。
ボクも1・8Tは、想像以上の出来でビックリしました。キビキビしているのに尖がったスポーティさがなく、それでいて旋回性能、ブレーキ性能ともに極めて優秀。アウディ=クワトロといったイメージがありますが、このFFは捨てがたい魅力アリ、と思いました。
ちなみに、このイベントの前後に関連イベントがあって、インストラクターのTさんをはじめ、Yくん、Kくん、Iさんは2週間このテストコースに缶詰。お疲れ様です、あと少しだから頑張ってね。
F1スーパーアグリの08年シーズンのF1参戦が決定しました。
関係者各位様 おめでとうございます。
カメラマンのMS君、SAの仕事頑張ってね。
本日、ホンダより「2008年Honda F1世界選手権参戦体制」の発表があり、
『テクニカルパートナーとして、SUPER AGURI F1 TEAMにもエンジン等を供給する。』
という一文が書かれていました。
また
スーパーアグリのHPにも
SUPER AGURI F1 TEAMが新たなパートナーと2008年度ドライバーラインアップを発表
というコンテンツが掲載されています。
もちろんドライバーは
佐藤琢磨選手と
アンソニー・デビィッドソン選手
スーパーアグリのHPによると、イギリスの投資家グループであるマグマ社がスーパーアグリ(の株?)を取得したということです。
このあたりはビミョーな感じですが、じつはマグマグループというのは、業界関係筋には馴染みのある人物が関係しているんです。
代表はマーチン・リーチという人で、かれはかつてフォードからの出向という形でマツダの開発責任者を勤めた人(確か常務だったはず)なんです。
モータースポーツ好きで知られ、当時ル・マンを制したマツダ787Bを駆ってグッドウッド・フェスティバルを走り、見事クラッシュ! という前歴も・・・。
また、マツダの三次テストコースの事故率は彼が高めたと言われるほど走るのが好きな役員さんだったんです。
プレス対抗ロードスター4時間耐久レースにも参加。
そのレースにはボクも参戦していて一緒に走ったのを覚えています。
その後ヨーロッパフォードの社長を務めたあと独立して投資会社=マグマ社を設立。
プレス関係者の間では、かなり親しみをもって迎えられた数少ない外人の役員さんだったんです。
それだけに、ボク個人としては、良くわからないオイルマネーとか、ロシアのお金持ちが買い取るよりは、良かったんじゃないかと思うわけです。
まあ、現在の彼は(昔とは)また別の立場にあるので、今後スーパーアグリがどんなふうになるのかは判りませんけど・・・。
ともかく第一戦に参加が間に合って良かった。
また今年も佐藤琢磨の走りが見られる
ということで、今シーズンもF1を楽しく見られそうです。
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